プレートに薄くのばした生地がふっくらと膨らみ、火の当たりが優しく、均一にムラ無く焼き上がります。湯煎焼きでもしっかり中心まで火が通り、ふっくら、しっとり焼き上がります。
厚みがあり火が通りにくいバター生地でも、今回使用したガスオーブンの持つ遠赤外線の効果できれいな焼き色が付き、生地の内部までしっかり火が通り、しっとりとした食感に仕上がります。
ダクワーズ生地は、しっかり縦に伸び、ふっくらとし、表面はカリッと膜が張り易いです。マカロン生地は中まで均一に火が入り易く、焼いた後に空洞が出来ません。メレンゲは遠赤外線の効果で中まで香ばしく、電気より短時間で焼くことが出来ました。
製品の焼成時に途中で鉄板を一枚かまさなくても下火の当たりが柔らかく、全体均一に焼き上がります。表面に見えている焼き色と、型に面している焼き色がほぼ同じ色で焼き上がるので、焼き色の調整が簡単です。
薄いシート生地をしっとり焼きたいときは、よく鉄板を2枚にし、下火のあたりを抑えたりしますが、ガスオーブンであれば、下火のあたりも柔らかく安定しているので均一に焼け、鉄板を2枚にする必要がありません。
ガスオーブンは生地を入れた後の庫内温度の復帰が早く、温度が安定しているので、むらなく焼き色がつき、パイ生地の側面も均一に火が入り、サクサクした食感に焼き上がります。庫内上部からの加熱が安定しているためパイ生地の層がしっかり膨らみ、生地からバターがにじみ出ることもなく、均一に焼けました。
生地の焼成の際、庫内の温度が安定しているので、むらなく焼き色がつき、タルトの側面も均一に火が入り、サクサクした食感に焼き上がります。 生地にアパレイユなどを入れて低温で焼く際は熱の伝わり方が柔らかく、なめらかな状態に焼き上がります。
しっかりと焼き込むことでシュゥ皮の風味、食間が良くなります。シルパンの上に生地を絞り焼くことで、生地の反りを防ぎ、製品として成形しやすい生地が焼き上がります。 クッキー生地が焦げやすいので、焼成の途中から温度を少しずつ下げ焼成することがポイントです。
今回ガスオーブンを使ってスポンジ生地を熟成してみて、全体から包み込むように火が入り、しっかりと対流しながら焼き上がってくると感じました。 外周の焼き色もしっかりとつくので、焼き色に由来する香りも良かったです。
関連サイトへのリンク
■製菓オーブンレシピ
サンマルク
フレズィエ
ルロ・ド・マロン
ガト・オ・ショコラ・ド・ナンスィ
カトルカール
ケック・オ・フリュイ
モンブラン
ダクワーズ
マカロン・カシス
サブレ・フロランタン
マドレーヌ
フィナンシェ
シャルロット・オ・ポワール
ビュシュ・ド・ノエル
ルレ・オ・フリュイ
サクリスタン
ピティヴィエ
ブーシェ・オ・フリュイ
タルトレット・オ・フリュイ
タルトレット・ショコラ
タルトレット・オ・ピニョン
エクレール・オ・ショコラ
シュゥ・ア・ラ・クレム・シャンティイ
シュゥ・サブレ・オ・ザマンド
ガト・オ・フレーズクリスマスデコレーション
ガト・オ・フレーズ・オ・ショコラクリスマスデコレーション
ガト・オ・フレーズショートケーキ