ブルーカーボン〜海が秘める気候変動対策〜

ブルーカーボン〜海が秘める気候変動対策〜

2026.01.26 公開

2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、海洋生態系の自然の仕組みを活用した「ブルーカーボン」が新たな炭素吸収源として注目されています。四方を海に囲まれた日本は、藻場や湿地、干潟も多く、ブルーカーボンの潜在力が大きい国だと言えます。ブルーカーボンは、気候変動対策(炭素の除去・貯留)に加えて、生態系の保全や沿岸の保護など、多面的な機能をもつことも大きな意味を持ちます。国内では2020年にブルーカーボンクレジット制度が始まり、企業や自治体の取り組みも活発になってきました。本コラムでは、ブルーカーボンの現状と今後の可能性について解説します。

1. ブルーカーボンについて

(1)ブルーカーボンとは

ブルーカーボンとは、海洋や沿岸域に存在する生態系に蓄積された炭素のことを指します。具体的には、海そのものだけでなく、沿岸の浅海域や湿地などに広がる生態系が吸収・貯留する炭素を含めた概念です。
この考え方は、2009年に公表された国連環境計画(UNEP)の報告書で紹介されたことをきっかけに、温室効果ガスの吸収源対策における新たな選択肢として、国際的な注目を集めるようになりました。以降、ブルーカーボンは気候変動対策における重要なキーワードの一つとして位置付けられています。

ブルーカーボンの主な吸収源には、藻場(海草・海藻)や塩性湿地・干潟、マングローブ林などがあり、これらは総称して「ブルーカーボン生態系」と呼ばれています。こうした生態系は、炭素を吸収するだけでなく、長期間にわたって海底の土壌などに貯留する機能を持つ点が特徴です。研究によれば、ブルーカーボン生態系は、単位面積当たりで陸上の森林の2〜4倍の炭素を隔離できる可能性が示されています。そのため、自然を基盤とした気候変動対策(Nature-based Solutions)の中でも、特に効果の高い要素として期待されています。

2050年のカーボンニュートラル実現を目指す中で、排出削減策だけでは目標達成が難しいとの認識が広がりつつあります。こうした背景から、温室効果ガスの「吸収源の拡充」が国の長期戦略において不可欠とされ、ブルーカーボンはその重要な選択肢の一つとして位置付けられています。

(2)ブルーカーボンの吸収と貯留の仕組み

光合成によるCO₂吸収

海草や海藻、沿岸の湿地植物などが、海水中のCO₂(あるいは海水に溶け込んだ大気起源のCO₂)を光合成により取り込み、有機物として成長します。


有機炭素の堆積・埋没による固定

成長した植物や、落葉などの有機物は、海底や底泥に堆積・埋没され、酸素が少ない、分解が進みにくい環境下で炭素が長期に保存されます。


長期貯留

沿岸・浅海の堆積環境は、炭素を数十年〜数千年単位で貯蔵します。


(3)ブルーカーボンを担う主な生態系

生態系タイプ 特徴・説明
マングローブ林 海岸の熱帯〜亜熱帯域に多く、根や土壌に炭素を固定。塩性湿地に多く存在する。
塩性湿地/干潟 塩水と淡水が混ざる沿岸域。湿地植生などがCO₂を取り込み、底泥に炭素を貯留する。
海草藻場(うみくさ) アマモなど、海底の砂や泥に根を張る海草が棲む浅海域。藻場としてCO₂を吸収し、底泥に炭素をたくわえる。
海藻藻場(うみも)

    コンブやワカメのような海藻が岩場などに付着するタイプ。成長・光合成でCO₂を吸収し、枯死後は沈降・堆積することで炭素を固定する可能性がある。

注意:サンゴ礁は基本的にブルーカーボンの対象になりません。サンゴは炭酸カルシウムの骨格を作りますが、このプロセスでCO₂を放出します。

2. なぜ今、ブルーカーボンなのか

(1)制度・政策面での追い風

ブルーカーボンが注目される背景には、国内外の制度や政策面での環境整備が進んでいることがあります。日本では、2020年に「Jブルークレジット制度」が開始され、ブルーカーボンが初めて正式にクレジット化されました。これにより、企業がブルーカーボン由来の吸収量を購入・活用できる仕組みが整いました。

さらに、2023年にはGXリーグが発足し、排出量取引市場においてブルーカーボンクレジットも対象に含まれるようになりました。今後は、2027年に向けてTNFD(※)(自然関連財務情報開示タスクフォース)に基づく情報開示の義務化が進む見通しであり、海洋生態系の保全や回復が「自然資本」として企業評価に組み込まれていく流れが強まっています。

※ TNFD:企業が、自然環境の変化や生物多様性に関する情報を適切に開示するために設けられた枠組み。

(2)カーボンニュートラル対策としての有用性

ブルーカーボンは、カーボンニュートラルを目指すうえで実効性の高い手段として評価されています。その理由の一つが、炭素の吸収・貯留ポテンシャルの高さです。ブルーカーボン生態系は、単位面積当たりのCO₂吸収・貯留効率が高く、沿岸域の限られた面積でも、森林などの陸上植生と同等、あるいはそれ以上の炭素固定効果を持つとされています。
また、海洋生態系で固定された炭素は、海底や湿地の土壌といった酸素の少ない環境に蓄積されやすく、長期間にわたって安定的に貯留される点も特徴です。

こうした特性から、従来の植林や森林保全を中心としたグリーンカーボンに加え、企業にとっての選択肢が広がっています。森林由来のクレジットは広い土地を必要とするため、今後は調達競争が激化する可能性もあります。その補完策として、ブルーカーボンへの関心が高まっています。
さらに、多くの企業にとって、自社の排出量をすべてゼロにすることは容易ではありません。削減しきれない残余排出量を相殺する手段としても、ブルーカーボンは有効なオフセット手段として注目されています。

(3)複数の環境課題を同時解決できる

ブルーカーボンの大きな特徴は、複数の共益(コベネフィット)を同時に生み出せる点にあります。藻場や干潟、マングローブ林の保全・再生は、炭素の固定にとどまらず、生物多様性の保全、漁業資源の維持・回復、高潮や浸水、侵食といった沿岸防災への貢献、さらには地域経済への波及効果など、多面的な価値をもたらします。
こうした特性は、ESG投資を重視する投資家や金融市場からの評価にもつながります。ブルーカーボンへの取り組みは、企業のブランド価値向上や、ステークホルダーからの信頼獲得という観点でも重要です。

(4)ネイチャーポジティブとの親和性

ブルーカーボンは、ネイチャーポジティブの考え方とも高い親和性を持っています。藻場やマングローブを守り、再生することは、CO₂吸収源を維持・拡大するだけでなく、生態系そのものを健全化し、生物多様性や海洋資源、沿岸の自然環境を回復させる取り組みです。
これは、「2030年までに自然の損失を止め、反転させ、2050年までに完全な回復を目指す」というネイチャーポジティブの国際目標と重なります。気候変動対策と自然資本の回復を同時に進められる点が、ブルーカーボンの大きな強みです。

(5)幅広い海藻由来成分・食品の利活用

ブルーカーボンを支える海藻は、素材や食品としての利用価値も高く、産業的な広がりを持っています。海藻由来素材は、再生可能で生分解性を備え、かつCO₂固定資源でもあることから、食品や化粧品、バイオプラスチックなどのサステナブル素材として活用が進んでいます。
食品分野でも、海藻は改めて注目されています。アルギン酸やフコイダンといった食物繊維やミネラルが豊富で、生活習慣病対策の観点から再評価が進んでいます。さらに、昆布やわかめ以外の未利用海藻の活用や、プラントベース食品への応用など、新たな市場も国内外で広がりつつあります。

3. ブルーカーボンの国内動向

(1)制度と国の取り組み

環境省は、沿岸・海洋生態系を「ブルーカーボン生態系」と定義し、その保全や創出を通じた温室効果ガス吸収源の拡大を政策として推進しています。
2024年4月には、海草藻場および海藻藻場によるCO₂吸収量を、世界で初めて国連の「温室効果ガス排出・吸収インベントリ」に報告しました。2022年度の吸収量として、約35万トン/年が計上されています。
また、国土交通省港湾局も、港湾域や沿岸域におけるブルーカーボン生態系を活用したCO₂吸収源拡大に向けた取り組みを進めています。

(2)ブルーカーボンクレジット制度

沿岸・海洋生態系によるCO₂吸収を対象としたクレジット制度として、「Jブルークレジット」は2020年にスタートしました。制度の整備とともに認証量も増加しており、2024年度には約3,000トンが認証されています。
企業がブルーカーボンに関与するための具体的な手段として、クレジット制度は今後さらに重要性を増すと考えられます。

Jブルークレジットの認証実績(2025年3月現在)

Jブルークレジット®の認証実験(2025年3月現在)

(参照)
海の森ブルーカーボン(国土交通省)

4.ブルーカーボンの国際動向

ブルーカーボンは国際的にも重要性が高まりつつあります。世界では、ブルーカーボンの保全や再生、政策提言、研究の調整を行う枠組みとして「Blue Carbon Initiative(BCI)」が中心的な役割を果たしています。こうした取り組みを背景に、2013年改定の「IPCC温室効果ガスインベントリガイドライン」では、ブルーカーボンが気候変動対策の一つとして正式に位置付けられるようになりました。

現在、ブルーカーボンは国際的な気候変動対策の文脈において、「自然を基盤とした解決策(Nature-based Solutions)」の重要な柱として認識されています。温室効果ガスの削減・吸収といった気候緩和策にとどまらず、生態系の保全や生物多様性の維持、さらには沿岸域の防災機能の向上など、多面的な役割が評価されている点が特徴です。一方で、炭素の貯留能力や除去量の算定方法、クレジット化に向けた制度設計や国際的な標準については、なお発展途上の段階にあります。

今後、世界的なカーボンクレジット需要の高まりと歩調を合わせて、信頼性の高い国際認証制度や共通ルールが整備されれば、ブルーカーボン市場は大きく成長する可能性があります。特に、植林や森林保全といった陸域の対策だけでは十分な削減・吸収が見込めない国や地域にとって、沿岸や海洋の生態系は、気候変動対策を補完する重要な選択肢となりつつあります。

5.ブルーカーボン業種別活用の方向性

(1)エネルギー・電力業界

エネルギー・電力業界では、沿岸部に立地する発電所や港湾施設を多く抱えることから、ブルーカーボンとの親和性が高い分野と言えます。

活用の方向性:
発電所や港湾などの沿岸エリアで藻場の再生・造成プロジェクトに取り組むことが考えられます。あわせて、サプライチェーン全体での排出削減に加え、自社由来のブルーカーボンクレジットを創出することもできます。また、洋上風力発電などの再生可能エネルギー事業と組み合わせ、生態系に配慮した設計を行うことで、ネイチャーポジティブを意識した事業展開も可能です。

ポイント:
沿岸利用が多い同業界では、環境影響評価の高度化が求められています。ブルーカーボンは、ネイチャーポジティブの視点を取り入れた「地域共生型の脱炭素策」として評価されやすい取り組みです。

(2)水産業・漁業・養殖業

水産業や漁業、養殖業は、ブルーカーボンの中心的な担い手となり得る分野です。

活用の方向性:
海藻や海草の養殖を通じて炭素吸収量を可視化する取り組みが挙げられます。さらに、養殖業の過程で発生するホンダワラ類(※)などの副産物を活用し、炭素クレジット化を図る動きも期待されています。藻場の再生は稚魚の育成環境を改善し、結果として漁獲量の安定にもつながります。

ポイント:
すでに海藻養殖を行っている地域は、ブルーカーボン事業に比較的スムーズに参入できます。地域振興と直結するため、国や自治体からの支援を得やすい点も特徴です。

※ ホンダワラ類:アカモクや、イソモク、ヒジキなど褐藻類ホンダワラ科の海藻。波が穏やかで太陽光が届く浅い沿岸海域で育つ。

(3)食品メーカー・飲料メーカー

食品・飲料分野では、海藻の持つ多様な価値を活かしたブルーカーボン活用が進みつつあります。

活用の方向性:
海藻バイオマスを原料とした食品や機能性素材の開発が挙げられます。加えて、海藻由来のバイオパッケージや肥料、飼料といったサーキュラー型商品の展開も有望です。自社ブランドの環境価値を高める手段として、ブルーカーボンクレジットを購入・活用する動きも見られます。

ポイント:
海藻を活用した食品やサステナブル素材の需要は国内外で拡大しています。ブルーカーボンは、自社の環境への取り組みを分かりやすい「ストーリー」として発信しやすい点が強みです。

(4)化学・素材産業

化学・素材産業においては、海藻を次世代素材の原料として活用する可能性が広がっています。

活用の方向性:
海藻由来のバイオプラスチックやセルロース、化粧品原料、医薬素材などの新素材開発が挙げられます。また、海藻成分を活かしたバイオ精製やバイオマス化学品の研究・実装も進められています。

ポイント:
海藻は陸上バイオマスに比べて環境負荷が低く、CO₂吸収力が高い資源です。そのため、「脱石油」を目指す新素材戦略との親和性が高い点が評価されています。

(5)物流・港湾・インフラ事業者

物流や港湾、インフラ事業者も、ブルーカーボンに関わる重要なプレーヤーです。

活用の方向性:
港湾や運河周辺での藻場造成や、護岸の自然化といった取り組みが考えられます。さらに、ブルーカーボンクレジットを活用し、港湾全体のゼロカーボン化を進める動きも注目されています。

ポイント:
港湾開発はブルーカーボン生態系に直接影響を与えるため、国際的には「港湾×生態系」を重視した取り組みが加速しています。こうした対応は、ESG評価の向上にも直結します。

6. 企業・地域のブルーカーボン活用事例(国内・海外)

現在ブルーカーボン事業は、「現地での生態系保全・再生(フィールド活動)→吸収量の計測・認証→クレジット発行・販売→企業のオフセット購入や共同投資」という流れで実装されつつあります。加えて、海藻の一次産業化(食品・肥料・素材)や沿岸保全サービス(高潮緩和や漁場回復)の提供という収益モデルを組み合わせるケースが増えています。

国内

プロジェクト/取組名 概要・特徴
関西国際空港(関西エアポート)藻場の定量化とクレジット化 関西国際空港は周辺護岸の藻場を長期モニタリングし、藻場によるCO₂吸収を定量化して Jブルークレジットの認証を取得。公表された吸収実績(2017-2021年合計103.2t-CO₂)のクレジットは、地域連携の一環として活用されている。
「海藻バンク/KAISO BANK」 NEDOおよび水産庁連携のもと、複数の漁港を利活用して藻場の再生に取り組むプロジェクト「海藻バンクコンソーシアム(KAISO BANK)」がブルーカーボン化を推進。種苗生産から移植、モニタリング、事業化までの体制構築を目指すプロジェクト。企業(海藻養殖会社、海工関連企業)やコンサルが参画し、公的支援+民間の事業モデル化を模索。
藻類養殖企業のブルーカーボン事業 30年以上にわたり培ってきた海藻養殖技術を基盤に、岡部株式会社は「海藻養殖→CO₂貯留→カーボンクレジット化→海藻の二次利用(食品・資源)」という複合ビジネスモデルを2025年に本格始動させた。ブルーカーボンの技術実装とビジネス化を両立させようという国内の先行例。
「湘南ブルーカーボン」のブランド化 神奈川県・相模湾において「ブルーカーボンベルト」を構築するために、既存の藻場再生実施団体やその他関係者と連携し、「湘南ブルーカーボン」としてブランディングを目指している。
三重県熊野灘における藻場の維持・拡大とJブルークレジットの認証 三重県熊野灘海域において、ウニ類(ガンガゼ)を駆除することで海藻の再生をはかり、過去5年間の活動について、Jブルークレジットの認証を受けた。NPO法人を設立し、漁協、自治体、研究機関と連携し、藻場の再生を目指し、クレジットによる資金は活動資金として循環させている。

(参照)
関西3空港でのSDGsへの取り組み(関西国際空港)
藻場を再生してブルーカーボン推進 全国5カ所の実証実験を通じてビジネスモデル構築へ(NEDO グリーンイノベーション基金)
2025年、いよいよブルーカーボン事業が動き出す(岡部株式会社)
我が国におけるブルーカーボン取組事例集(環境省)

海外

プロジェクト/取組名 概要・特徴
オランダ洋上風力発電+ブルーカーボン オランダ海域に広がる洋上風力発電所に、世界初となる商業規模の海藻養殖場を設置。洋上風力発電しながら、海藻を養殖し、炭素回収・貯留を行うプロジェクト。
カリブ海域マングローブ林再生プロジェクト/Resilient Coasts-Caribbean Sea 2025年2月に開始された、カリブ海域でのマングローブ林再生プロジェクト。地域住民と協働する方式を導入し、「沿岸保全×気候レジリエンス×生計支援」を統合。科学的手法と伝統知識を組み合わせ、生態系サービス(防災・漁業・藻場回復など)とカーボン吸収を両立させる新しいブルーカーボンのモデル。
ASEANブルーカーボン・ファイナンス・プロジェクト 2025年に国連開発計画(UNDP)が、日本政府の支援を受けて立ち上げた広域プロジェクト。東南アジア(ASEAN諸国+東ティモール)を対象に、海草藻場や湿地など海洋生態系の価値を炭素吸収源・自然資本としてファイナンスする枠組みを構築。気候変動対策と地域経済振興の“ブルー経済(Blue Economy)”を目指す。
韓国物流大手「オーシャンフォレスト」プロジェクト 韓国物流大手が海洋生態系の復元を目的として、韓国中部の忠清南道西岸沖で始めた「オーシャンフォレスト」プロジェクト。毎年1万本以上のアマモを移植し、2028年までに広大な海中林を形成する計画。
ベリーズ政府 ブルーカーボンクレジット 中央アメリカのベリーズは、カリブ海のターネフ環礁におけるマングローブと海草の生態系の保護・再生を目指すプロジェクトを立ち上げた。生態系および炭素に関する基礎評価や生態系のマッピングなどを行い、カーボンクレジットの発行を行う予定。

(参照)
世界初!洋上風力発電しながら、海藻を養殖し、炭素回収・貯留へ(ブルーカーボン.jp)
カリブ海のマングローブ再生に、新しい手法を導入(ブルーカーボン.jp)
ブルー生態系が切り拓く持続可能な未来(UNDP)
韓国物流大手、広大な海中林を形成する「オーシャンフォレスト」プロジェクト始動(ブルーカーボン.jp)
ベリーズ初、気候対策と海洋保護を促進するため、ブルーカーボンのパイロットプロジェクトを開始(ブルーカーボン.jp)

7. まとめ

多様な脱炭素オプションが求められる中、海洋生態系を活用するブルーカーボンの可能性が注目されています。仕組みによっては「気候変動対策+海洋保全+地域貢献」の三方よしが実現し、ネイチャーポジティブに寄与するなど、複数の社会課題に対応できることが魅力です。また、カーボンクレジットとしての活用や、海藻の食品・資源利用など幅広い産業が参画しやすいことも特徴です。海を生かした新たな気候変動対策として、自社でどのような関わり方が可能かを考えてみましょう。

箕輪 弥生(みのわ やよい)箕輪 弥生(みのわ やよい)
環境ライター・ジャーナリスト
NPO法人「そらべあ基金」理事

環境教育から企業の脱炭素、循環型ライフスタイルまで幅広いテーマで環境分野の記事や書籍の執筆・編集を行う。NPO法人「そらべあ基金」では子供たちへの環境教育や自然エネルギーの普及啓発活動に関わる。個人的にも太陽熱や雨水を使ったエコハウスに住む。著書に「地球のために今日から始めるエコシフト15」文化出版局、「エネルギーシフトに向けて 節電・省エネの知恵123」・「環境生活のススメ」飛鳥新社 他。日本環境ジャーナリストの会(JFEJ)会員。また、2015年〜2018年「マイ大阪ガス」で「世界の省エネ」コラムも連載。

PAGE TOP