経済性
コストパフォーマンスの面からも、省エネルギーの面からも、効率の良いガス厨房は、プロの厨房経営を支えます。
機器開発を通じた省エネルギーへの取組み
新スーパーバーナー
大阪ガス独自のバーナー技術開発により、従来に比べ約13%効率アップした新スーパーバーナーです。
パルスフライヤー
パルス燃焼方式を採用することにより、従来に比べ約60%効率アップした涼厨フライヤーです。
涼厨高効率回転かまど
独自の燃焼室構造で業界最高の熱効率実現し、従来に比べ約97%の効率アップに成功した涼厨高効率回転かまどです。
プロのこだわりに応える高効率化とコストパフォーマンス
コストを比較すれば、やっぱりプロの厨房はガス。
設備投資のかかる業務用厨房では、機器本体にかかるコストや日々の運営費用の違いは大きく経営に影響するポイントです。ガス厨房機器は、イニシャルコストやランニングコストにおいても、安定した経営をサポートします。
イニシャルコストの比較例
メーカー希望小売価格(税別)にて比較しております。※2023年4月時点。
なお、お客さまの実際の購入形態や機器の種類により実売価格は異なります。
100席クラスのレストランにおける経済性比較(1年間)
想定設置機器:テーブルレンジ、フライヤー、給湯器、茹で麺器、炊飯器、スチームコンベクションオーブン
※従量料金単価は2023年4月検針分の燃料調整額を使用しています。単価は原料費などの動向により毎月変動いたします。
お客さまの実際の契約形態や使用状況によりランニングコストは異なります。
※単価には消費税が含まれています。
省エネルギー
ガス厨房が「省エネルギー」ということをご存じですか?
機器単体の効率を比較すると電気フライヤーの方が効率が高く、省エネ性が高いように思われます。
でも、本当にそうでしょうか?
機器の省エネ性は、単純に機器の効率だけでは判断できません。
総合エネルギー効率の高いガスを選択・使用すると…
省エネ法の計算に基づき原油換算すると…
製造所や発電所から需要家までのトータルエネルギー効率(一次エネルギー換算)で見てみると、発電ロスや送電ロスがないガスフライヤーの方が省エネルギーになります。
省CO2
ガス厨房は省CO2でもあります。
ガス方式の厨房を選べば、電気方式を選ぶ場合と比べてCO2の排出を抑えることができます。
対策の影響を受ける電源は火力発電
系統電力の発電量への影響
CO2削減対策の効果を算定するためには『対策により影響を受ける電源(マージナル電源)』の係数を用いて計算する必要があります。日本の現状ではマージナル電源は火力発電と考えることが合理的です。
水力発電はランニングコストが安く、最大限利用されます。時間的、季節的調整は行われますが、年間発電量は降雨量、降雪量に依存します。
火力電源は需要の多寡により年間発電量が変動します。
原子力発電は定期検査等以外は一定運転をされています。年間発電量は、定期検査期間に依存します。
対策によるCO2排出削減量=火力電源係数×電気削減量
火力電源係数の例 0.65kg-CO2/kWh
※地球温暖化対策計画(2021年10月閣議決定)の2013年度火力電源平均係数
※温対法のCO2排出量算定では全電源平均係数を使用しますが、削減効果の算定は火力電源係数の使用が合理的です。
省電力
節電に有効な切り札はガス厨房です。
厨房機種ごとの節電効果
厨房電力のピーク対策
節電ポイントは厨房電力のピーク対策です。厨房電力のピークが建物全体の電力ピークを押し上げるケースもあります。ガス厨房なら、厨房の電力ピーク削減に貢献します。
電化厨房と建物全体の時間帯別消費電力比較グラフ
建物全体でのガス厨房 節電効果試算
厨房機器単体入替での節電効果(スチームコンベクションオーブン)
ガス厨房の節電効果により建物全体の電力を削減することができます。
「厨房調理作業の時間帯」と電力ピークとの関係性について
業種が異なっていても、厨房調理の作業をする時間帯が電力ピークをつくります。(下表4業種の場合)
時間帯別電気厨房電力消費量パターン例
省エネ法のエネルギー管理の規制や対象事業者については以下をご覧ください。
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