新たな設備導入を行うことなく、お客さま所有の設備を利用して、当社が各お客さまのエネルギーリソースを束ねる(アグリゲートする)ことで、バーチャルパワープラント(VPP)を構築し、お客さまにデマンドレスポンス(DR)にご参加いただくことができます。
バーチャルパワープラント(VPP)とは、需要家側エネルギーリソース、電力系統に直接接続されている発電設備、蓄電設備の保有者もしくは第三者が、そのエネルギーリソースを制御することで、発電所と同等の機能を提供することです。
デマンドレスポンス(DR)とは、一般送配電事業者の要請に基づき、電気の需要量を制御することにより調整力を創出する仕組みです。現在取引されているDRは、電力需給がひっ迫しているときに、一時的に需要家の電力需要量を減少させる“下げDR”が主流です。
■VPPイメージ
出典:経済産業省 ホームページ
■DRイメージ
出典:経済産業省 ディマンドリスポンスハンドブック
従来は需要の増減に応じて、発電所の出力を変動させることにより需給バランスを維持しておりました。
しかし、再生可能エネルギーの普及拡大により、発電出力が変動するようになり、需給バランス安定が困難となっております。ここで、需要側で調整を行うDRの活躍が期待されております。
政府は2030年度に電源構成の再エネ比率を22-24%に高めることを掲げています。
この実現に向けて今後さらにDRのニーズが高まり、DR参加の社会的意義もますます高まる見通しです。
調整力公募は各送配電事業者が調整力を公募で募集する仕組みで、大阪ガスは2017年から参加しており、当社がアグリゲーターとしてお客さまから調整力を集め、大阪ガスを通じ送配電事業者へ提供します。一般送配電事業者から得られる報酬の一部をお客さまへ還元します。
なお、調整力公募は2023年度までの制度で、以降は2024年度より容量市場へ移行いたします。容量市場においても、電力広域的運営推進機関から得られる報酬の一部をお客さまへ還元します。
■調整力公募のビジネスモデルについて ■容量市場のビジネスモデルについて
Daigasエナジーでは、関西だけでなく、全国のお客さまの調整力を束ねて、調整力公募および容量市場に参画することで、今後も全国の電力安定供給に貢献してまいります。
調整力公募は2023年度までの制度で、2024年度からは容量市場でお客さまの調整力を取引いたします。お客さまに行っていただくことは、調整力公募と容量市場で変わりありません。
お客さまの費用負担は発生いたしません。お客さまで新たに機器等を導入することなく、現状所有の設備で参加いただくことが可能です。
デマンドレスポンスにご参加いただくことで、今後益々拡大する再生可能エネルギーの課題である系統電力の不安定化解消へのアプローチにつながるため、二酸化炭素排出量抑制に貢献いただけるものと考えております。
発動待機いただくことによる基本協力金、および発動対応いただいた実績に基づき従量協力金をお渡ししております。お客さまのデマンドレスポンスいただける容量などにより異なりますので、弊社へお問い合わせください。
発動時は、発動対応3時間前にお客さまへ自動メールと自動電話にてご連絡いたします。連絡後、発動の準備をいただき、調整力を3時間継続して供出いただきます。
なお、発動対応できなかった際は、報酬減額をいたしますが、弊社ではそうならないように、お客さまの受電データを頂戴することで、最適なデマンドレスポンスの容量をご提案いたします。
弊社のデマンドレスポンスに参加いただけますので、弊社へお問い合わせください。
4〜9月:当社からの提案とお客さまの参加意思のご確認、
10月:一般送配電事業者への入札、
12月:入札結果のお知らせと契約締結、
4月〜:調整力公募へご参加
で進めさせていただきます。
2024年度容量市場の場合、
〜2021年12月:当社からの提案と契約締結、
2022年度:実効性テスト(エネルギーリソースの調整力の実効性を確認)、
2024年度:容量市場へご参加
で進めさせていただきます。
なお、調整力公募とは異なり、容量市場では実需給の2年前に実効性テストが行われますので、早期に契約締結をさせていただきます。
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