ナチュラルチラーとは
自然冷媒を活用した環境にやさしいノンフロン空調
ナチュラルチラーは、地球温暖化係数(GWP)の大きいフロン類ではなく、自然界に存在する「水」を冷媒に利用しており、電力のピークカットにも貢献できる、環境にも経済的にも優しい空調システムです。
フロン抑制の動きに対応できる自然冷媒「水冷媒」を利用
オゾン層破壊の観点からの世界的なフロン規制の動き
オゾン層の破壊による有害紫外線の増加が問題視され、「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が1987年に採択され、フロンをはじめとするオゾン層破壊の原因とされる物質の代替物質への転換や削減へのスケジュールなど、国際的な規制が定められました。
地球温暖化の観点からのフロン規制
地球温暖化が問題視されてきた1997年には、「京都議定書」において温室効果ガス排出削減目標が定められました。それに伴い、地球温暖化係数の高い代替フロンなども削減対象となっています。
フロン排出抑制法(改正フロン法)(※)によるフロン規制(2015年4月施行)
フロンを利用する機器の点検・記録・保存がユーザーさまの義務になりました。
・冷凍空調機器の簡易点検・定期点検の義務化
・漏えいを発見した場合には、機器整備に関する履歴の記録・保存義務
・算定漏えい量の報告
・機器を廃棄する際はフロンを回収しなければならない
・ピーク電力の削減により契約電力の低減に繋がります
※フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律
電力ピークカットにより、賢く電気料金を低減
ナチュラルチラーをはじめとするガス空調は、電気空調に比べて圧倒的に消費電力が少なく、逼迫した真夏のピーク電力の削減に貢献します。ピーク電力の削減により契約電力の低減に繋がります。
水の気化熱を利用した空調システム
ナチュラルチラーは水が蒸発する際に熱を奪う「気化熱」の原理を利用して冷房に必要な冷水を作っています。
ナチュラルチラー出荷実績
ナチュラルチラーは発売以来、省電力で低ランニングコストという優れた特長が評価され、事務所ビルなどの大容量需要を中心に普及が拡大。2021年度末に累計322万RT(冷凍トン)の出荷を達成しています。
ナチュラルチラーに関するご質問・導入のご相談は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。