排水処理
主要ソリューションのご紹介
D-Aquaでは、お客さまの状況や課題に合わせた最適なソリューションをご提案いたします。
河川放流できるレベルの排水処理を省スペースで実現!
<好気処理> 膜分離活性汚泥法
好気処理とは、酸素を必要とする好気性微生物により、有機物をCO2と水に分解する処理方法です。なかでも、浮遊する微生物に空気を吹き込みながら有機物の分解を効率的に行う活性汚泥法は最も一般的に使用されています。
膜分離活性汚泥法は「膜」で固液分離を行うため、通常必要とされる沈殿槽が不要で、設備がコンパクトです。省スペースで透明度が高く安全な処理水が得られ、維持管理も容易になるといった特長があります。
コンパクトな設備で大きな処理能力、担体を活用して余剰汚泥を大幅に削減!
<好気処理> 接触酸化法(高負荷変動対応)
接触酸化法とは、ばっ気槽内に微生物の住処となる担体を充填し、その表面に付着した微生物の働きにより排水を処理する方法です。
特殊な散気管を用いて水槽内の微生物の保有数を適度に維持し、高負荷運転が可能になります。そのため、コンパクトな処理槽で大きな処理能力を実現します。また、余剰汚泥の発生量を大幅に削減し、汚泥処理の労力や産廃処分費も削減できます。
高濃度の油排水も効率的に処理!既存設備の改造にも対応可能
<好気処理> 接触酸化法(高油分対応)
油脂分解用に開発された特殊な微生物と担体により、従来では分解できなかった高濃度の油分も処理することができます。また、既存水槽を段階的に改造することもできるため、生産を止めずに導入できるという特長もあります。
さらに、この特殊な微生物と担体のおかげで、加圧浮上装置が不要となり、コスト削減、運転管理者不要といったメリットが見込めます。
高濃度排水を安定して処理するとともに、バイオガスの有効利用で環境負荷を低減!
<嫌気処理> UASB
嫌気処理とは、酸素を必要としない嫌気性微生物を用いて排水処理を行うとともに、有機物を分解する時に発生させるバイオガスを回収する方式です。
大規模な食品工場などから高濃度で大量に発生する排水や下水汚泥を、安定して処理することに優れています。
UASBは、ばっ気用電力の不要、下水放流できるレベルまで処理可能なことによる余剰汚泥の減容、回収したバイオガスで生産設備に使う都市ガスを代替するなど、「省エネ」「廃棄物削減」「環境負荷低減」といった多くの効果が得られます。
限られたスペースでも、高濃度排水を安定して処理!
<嫌気処理> 省スペース型UASB
メタン発酵槽に改良を加え、内部に高度な循環機能を付加することで、安定して高濃度排水を処理できます。従来、UASBは広い設置スペースが必要でしたが、この設備はタワー型のため狭いスペースでも設置が可能です。
導入効果
<好気処理> 担体を活用して、汚泥処分費を大幅削減!ランニングコストが「1/3」に!
以前は排水処理コストの半分近くを汚泥処分費(余剰汚泥の産廃処分費等)が占めていましたが、設備の入れ替えにより、下水放流できるレベルの排水処理を実現。その結果、汚泥処分にかかっていた費用・薬剤費が必要なくなり、ランニングコストを「電気代だけ」に抑えることができました。
<嫌気処理> 発生させたバイオガスを有効活用!都市ガスをバイオガスで代替し、CO2排出量を削減!
以前は、排水処理に「都市ガス」と「電力」の両方を利用していました。嫌気処理設備の導入により、排水処理と同時にバイオガスの生成が可能になり、そのバイオガスをエネルギーとして有効活用することで、都市ガスの「CO2排出量ゼロ」が実現しました。
バイオガスの有効活用とは?
嫌気処理では、微生物が有機物を分解する過程の中でバイオガスが発生します。バイオガス中には、メタンが約6割、CO2が約4割含まれており、ボイラや発電機の燃料として利用可能な可燃性ガスです。そのため、石油や都市ガスなどを代替することができ、工場からのCO2排出量の削減につながります。
・再生可能な資源であるバイオガスで化石燃料を代替することにより、CO2排出量削減!
・今まで捨ててきた排水を利用することで、環境負荷低減、循環型社会の構築に貢献!
排水処理のよくあるご質問は以下をご覧ください。
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