六甲バター株式会社 神戸工場さま

クリーンな工場から「おいしさ」を提供。ソーラーカーポート導入で環境目標達成に向けて前進

六甲バター株式会社 神戸工場さま

六甲バター株式会社さまは、1960年に世界初のスティックチーズの商品化に成功し、1971年には日本初となる個包装スライスチーズを開発するなど、プロセスチーズのパイオニアとして走り続ける食品メーカーです。世界一のプロセスチーズメーカーを目指し、「Q・B・B」ブランドのもと多彩なチーズ商品の製造販売やナッツなどの販売を手掛けています。
早くからサスティナビリティに対して積極的に取り組まれており、「生活者・地球環境・従業員・地域社会」という4つのステークホルダーに対してのアクションプランを策定されています。そのうちの「地球環境」に対する取り組みの一環として、2019年に新設された神戸工場で、2020年に984kWの太陽光発電サービス「D-Solar」を、2021年に1,000kWのコージェネレーションを初期投資ゼロのエネルギーサービスを活用して導入されました。2025年には、さらに899kWのソーラーカーポートを同じくエネルギーサービスで導入され、再生可能エネルギー活用やエネルギー使用の最適化を推進されています。

ソーラーカーポート(D-Solar)導入によるメリット

  • 395台分の駐車場にソーラーカーポート899kWを導入し、年間約492トンのCO2排出量を削減見込み
  • 年間約1,150,000kWhの発電により電気代を削減
  • ソーラーカーポートが日除け・雨除けとなることで駐車場の利便性が向上

導入の背景

さらなるCO2削減推進のため、従業員用駐車場を活用したソーラーカーポートを検討

六甲バター株式会社さまは、「2030年環境目標」として2020年度比でGHG排出量(SCOPE1・2)の30%削減を掲げられています。神戸工場では2020年に984kWの太陽光発電サービス「D-Solar」を、2021年に1,000kWのコージェネレーションを導入され、CO2排出量の削減を順調に進めてこられましたが、目標達成にはさらなる削減が必要であり、新たな取り組みを模索されていました。太陽光発電の増設を検討されていましたが、工場の屋根には太陽光発電パネルを追加設置するスペースは残されていませんでした。そこで、従業員さま用の駐車場を活用した「ソーラーカーポート」をご提案させていただきました。
発電量を最大限確保するため、太陽光発電パネルについては発電量アップが期待できる両面パネルタイプを選定し、また可能な限り多くの台数分にソーラーカーポートを設置できるよう検討を開始しました。

導入前の検討内容

分割工事と臨時駐車場の設置により、従業員さまの負担を最小限に

ソーラーカーポートは、建築基準法上の建築物に該当します。そのため、法の規制に注意する必要があり、通常の太陽光発電パネルの設置に比べて、専門知識や施工経験が必要になります。今回は、建築基準法や消防法、さらには神戸市の条例も確認しながら仕様や配置を検討しました。お客さまと打ち合わせを重ね、例えば、工事用車両が入る可能性がある場所については特注で背の高いタイプのソーラーカーポートを配置するなど、ご要望をお聞きしながら細かい仕様を決めていきました。
ソーラーカーポートの工事期間中は駐車場を使用できなくなるという課題に対しては、臨時駐車場として利用できるスペースが工場敷地内にあったことから、工区を5分割して工事を行うことで対応しました。工区ごとに順次工事を進めることで施工中のエリアに駐車していた方だけが臨時駐車場を使用する形となり、また、お客さまが臨時駐車場についての社内周知に多大なご協力をいただいたおかげで、従業員の方々への負担を最小限に抑えられました。工区を分割しない場合よりも工期はやや伸びますが、工法を工夫することで工期をできる限り短縮し、ソーラーカーポートの補助金申請の期限に無事間に合わせることができました。

導入後の成果

ソーラーカーポートで年間約492トンのCO2排出量を削減見込み

ソーラーカーポート

仕様検討の結果、395台分の駐車場に899kWのソーラーカーポートを設置しました。年間約1,150,000kWhの電力を発電し、約492トンのCO2排出量を削減できる見込みです。太陽光で発電した電気はほぼ全て自家消費されており、電力購入量が減ることで電気代の削減も実現できます。
2020年に屋根上に設置された984kWの太陽光発電パネルと合わせて、太陽光発電の総容量は1,883kWとなりました。「2030年環境目標」の達成に向けて大きく前進されています。

お客さまからのコメント

エネルギーサービスで初期投資がかからず、維持管理の手間も削減
駐車場の利便性アップで従業員の満足度も向上

今回導入いただいた決め手や、今後Daigasエナジーに期待することを教えてください。

2020年に屋根全体に太陽光パネルを設置し、増設するスペースがない中で、駐車場をうまく活用したソーラーカーポートは効果的であったと感じています。導入に際しては、補助金を活用することでイニシャルコストを下げ、さらにエネルギーサービスにより初期投資ゼロで導入できたことは決め手のひとつでした。発電量管理やメンテナンス、固定資産管理など、維持管理の手間がかからないのは助かります。
太陽光パネルには、地面に反射した光で裏面も発電する両面パネルを採用しました。導入前のシミュレーションでは通常のパネルと比較して発電量が5%程度アップするという試算でしたが、実際は試算以上に発電しており、CO2排出量と電気代の削減につながっています。
ソーラーカーポートは日除け・雨除けになるため、従業員からは「駐車場の使い勝手が良くなった」との声が上がっており、従業員の満足度向上といううれしい副次効果も得られました。分割工事と臨時駐車場の活用により、工事期間中も従業員が通常通り出勤でき、工場稼働に影響を及ぼすことなく導入できたこともよかったと感じています。
今回のソーラーカーポートの導入で、環境目標達成まであと一歩というところまで来ましたが、Daigasエナジーさんには引き続き、目標達成につながる提案をお願いしたいと考えています。

担当者からひと言

法人第1営業部 大橋 順

ソーラーカーポートは電気工事と建築工事の両方の専門的な知識や施工経験が必要です。弊社はこれまでの施工経験を活かし、お客さまのご要望に応じて柔軟に対応いたします。今回も建築基準法や消防法、市の条例を考慮しながら、ほぼ全台分の駐車場にソーラーカーポートを設置することができました。
工事に際しては、臨時駐車場に関する事前の社内調整や従業員さまへの周知など、お客さまに多大なご協力をいただいたことでスムーズな施工が実現し、補助金の申請期間内に工事を完了できたことも心から感謝しております。今後もお客さまと二人三脚で、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めていきたいと考えています。

法人第1営業部 大橋 順

お客さまのご紹介

六甲バター株式会社 神戸工場さま

六甲バター株式会社 神戸工場さま

1948年の創業以来、プロセスチーズをはじめ、ナッツ、デザート、チョコレートなど多くの製品を世に送り出してきた六甲バター株式会社。「健康で、明るく、楽しい食文化の提供によって社会に貢献する」という経営理念のもと、1960年には世界初のスティックチーズを、1971年には日本初となる個包装のスライスチーズを開発・販売するなど、開発先導型活力企業を掲げて新しい食文化を提供してきた。ブランド名の「Q・B・B」は「Quality’s Best&Beautiful」の頭文字を組み合わせた造語で、「最高の品質と最高のおいしさ」を表している。

神戸市西区の複合産業団地内にある神戸工場は、2019年2月に完成。3階建てで、延べ床面積は約4万7千平方メートルを誇り、家庭用・業務用など約300品目の製品を製造している。最新設備の導入と最適配置を実現したことに加え、ITを活用した集中管理・品質管理体制・オートメーション化なども実現している。

所在地
兵庫県神戸市西区見津が丘6-7-1
お客さまホームページ
https://www.qbb.co.jp/

※掲載の情報は2025年7月当時のものです。

この事例で導入いただいた製品・サービス

  • 太陽光発電サービス D-Solar
  • エネルギーサービス

下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

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