太陽光発電サービス「D-Solar」と再エネ電気「D-Green」で、「ぱりんこ」生産工場の電力由来CO2排出量実質ゼロを実現!

三幸製菓株式会社さまは、「より良い物を、より多くの人に」をミッションとし、「安全で安心」を基本に米菓を中心としたお菓子の製造・販売を行う製菓メーカーです。「雪の宿」「ぱりんこ」「チーズアーモンド」など多くのブランドを生み出し、幅広い世代に愛されています。
三幸製菓グループでは、さまざまなESG課題に対応するためのマテリアリティの一つとして「温室効果ガス排出量削減」を掲げており、2030年までに2019年比で温室効果ガスを30%削減することを目指しています。この取り組みの一環として、2025年に新発田工場において太陽光発電サービス「D-Solar」を導入いただきました。さらに、新発田第五工場では再生可能エネルギー100%の電気料金メニュー「D-Green」も採用いただいています。
今回は、導入の背景やその成果、今後の展望などについて、生産部 生産課 課長の永岡 侑真さま、主任の中山 大輝さまにお話を伺いました。
導入によるメリット
- 「D-Solar」により年間で約1,300MWhの電力を発電し、約520トンのCO2排出量を削減見込み
- 「D-Solar」に加えて「D-Green」の導入により、第五工場の電気使用に伴うCO2排出量が実質ゼロになり、年間約1,815トンのCO2排出量を削減見込み
導入前の課題
三幸製菓グループ初となる太陽光発電導入を検討
導入をご検討いただいた背景について教えてください。
当社では、「温室効果ガス排出量削減」の目標達成に向けた第一歩として、荒川工場においてガスタービンコージェネレーションシステムを導入しました。本システムから発生する蒸気を工場内の蒸練機や乾燥機などで利用することで、約1,700トン/年のCO2排出量削減を見込んでいます。
こうした取り組みを他拠点にも展開していくべく、新発田工場においても検討を進めることになりました。新発田工場でも当初はガスタービンの導入を考えていましたが、Daigasエナジーさんと一緒にさまざまな選択肢を検討する中で、太陽光発電が比較的導入しやすく、効果も期待できそうなことがわかりました。これを受け、三幸製菓グループとして初となる太陽光発電の導入に向けて、具体的な検討をスタートしました。
導入時の検討内容
太陽光発電と再エネ電気により「環境に配慮した工場」へ
導入時の検討内容について教えてください。
太陽光発電の設置場所としては、構造計算の見直しを行った上で、新発田第一工場〜第五工場および物流自動倉庫の屋根を選定しました。「雪が降った場合も大丈夫か」という懸念もありましたが、気象データを元にシミュレーションしてもらい、必要な発電量は確保できそうなことがわかりました。できるだけ多くの発電量を確保したかったため、発電容量が一番大きかったDaigasエナジーさんの案を採用し、太陽光発電サービス「D-Solar」をPPA方式※で導入することになりました。
また、電力の脱炭素も進めるべく、再エネ電気の採用も検討しました。当社のロングセラー商品である「ぱりんこ」を主に製造している第五工場では小学校の社会科見学向け施設「ぱりんぴあ」を併設しており、環境に配慮した工場というPRができることから、第五工場において再生可能エネルギー100%の電気料金メニュー「D-Green」の採用を決定しました。
※PPA(Power Purchase Agreement 電力販売契約):
施設所有者が提供する敷地や屋根に、PPA事業者が太陽光発電設備を設置・所有・管理し、発電した電力を施設利用者に有償で供給する仕組み
導入後の効果
第五工場の電気使用のCO2排出量実質ゼロを達成
導入による成果を教えてください。
新発田工場での太陽光発電設備では、年間で約1,300MWhの電力を発電する想定で、約520トンのCO2排出量が削減できる見込みです。
さらに、屋根に太陽光パネルを置くことによる遮熱効果で、工場内の温度上昇が抑制されると考えています。これにより、空調の省エネ効果が得られるのではと期待しています。
また、第五工場では、太陽光発電に加えて再エネ電気も導入することで、使用するすべての電力が再生可能エネルギー由来の電力となりました。これにより、電気使用に伴うCO2排出量が実質ゼロとなり、年間約1,815トンのCO2排出量削減に貢献できると考えています。
今回の取り組みにより、当社グループの「温室効果ガス排出量削減」の目標達成に向けて大きく前進しました。加えて、「サステナブルな生産を行っている」と対外的にPRできることで、企業価値の向上にもつながると考えています。
導入の決め手
ニーズに寄り添う対応力と、初期投資ゼロで設備管理負担のないPPA契約が決め手
Daigasエナジーにご依頼いただいた理由や導入の決め手を教えてください。
Daigasエナジーさんには、荒川工場でのガスタービン導入の実績もあり信頼感がありましたし、新発田工場での検討においても、お伝えした要望や悩みに対して丁寧に対応いただきました。施工に関しても、工場を操業しながらの工事でしたが、安全に配慮いただきトラブルや遅延もなく完了いただきました。
また、PPA契約も決め手の一つとなりました。PPA契約では初期投資ゼロで導入できるのはもちろん、メンテナンスも契約に含まれるため、自分たちで屋根に登って設備管理を行うなどの負担がない点がメリットだと感じています。
今後の展望
2030年の目標達成後も見据えた、自社への最適提案を期待
今後の展望や、Daigasエナジーに期待することを教えてください。
これからも省エネ・省CO2の取り組みは加速させていきたいと考えています。生産量の増加に伴い増えていく電気使用量への対策も必要ですし、停電の際に電力を確保できるBCP対策も進めていきたいと思っています。現在は2030年までの温室効果ガス削減目標の達成を目指していますが、2030年以降も取り組みは続いていきますし、世の中の情勢も変わっていくと考えています。当社の事業や設備状況を理解していただいているDaigasエナジーさんには、これからもパートナーとして、当社に合うソリューションをご提案いただきたいと思います。
担当者からひと言

三幸製菓さまでは、荒川工場さまのガスタービン導入を皮切りに、今回の新発田工場さまの太陽光発電と再エネ電力のご採用など、CO2削減の取り組みを進められています。今回のご提案では、お客さまのご要望やお悩みに対し、営業、設備設計、施工などの各担当が密に連携してご対応できた点がよかったと感じています。今後も社内一丸となって、三幸製菓さまの脱炭素に向けた取り組みをサポートさせていただきます。
また、三幸製菓さまは、Daigasエナジーが脱炭素支援パートナーとして参画している「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(CCNC)※」にもご参加いただいております。脱炭素社会の実現に向け、この活動においても共に取り組ませていただきたいと思います。
広域営業部 吉岡 伸泰
※メーカー・流通・脱炭素ソリューション企業・教育機関が一丸となり、生活者の買い物の場における脱炭素に係る行動変容を目指して活動する協創型コンソーシアム
お客さまのご紹介
三幸製菓株式会社
三幸製菓株式会社は、「お客様に幸せ、お取引先様に幸せ、従業員の幸せ」という「三つの幸せ」の実現を目指し続ける米菓業界のリーディングカンパニー。2009年に第一工場の操業を開始した新発田工場では、「ぱりんこ」をはじめとした米菓に加えて「かりんとう」などの製造も行っている。2021年には、最新となる第五工場が操業をスタート。第五工場内にはロングセラー商品である「ぱりんこ」の製造工程が見られる社会科見学向け施設「ぱりんぴあ」を設け、子どもたちに学びと感動の場も提供している。
- 所在地
- 新潟県新発田市佐々木2401-2
- お客さまホームページ
- https://www.sanko-seika.co.jp/


※掲載の情報は取材当時(2025年12月)のものです。
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