LPガスで支える、水辺の賑わい空間を目指したまちづくり事業

タグボート大正さまは、2020年1月に大阪市大正区の河川敷地にオープンした複合施設です。飲食店や船上レストラン、一棟貸しヴィラ、クルージングの船着場も備え、地域の新たな観光拠点として親しまれています。施設内のイベントスペースやDJブースでは音楽イベントなどの催しが毎週行われ、地域のにぎわいづくりにもつながっています。
同施設では、厨房機器や衣類乾燥機等の燃料としてLPガスをご採用いただきました。今回は、LPガスを選定された背景や決め手、今後の展望などについて、同施設を運営する株式会社RETOWNの取締役 社長室室長の岡野 正太郎さまにお話を伺いました。
LPガス採用によるメリット
- LPガスの残量確認や発注の手間なく安定供給が可能に
- テナント毎の検針作業が不要で管理業務を効率化
検討の背景
「水辺の賑わい空間」の創出を目指したまちづくり事業において、LPガス供給を検討
LPガスを検討された背景について教えてください。
株式会社RETOWNでは、外食事業や飲食店で働く人材を育成する「飲食人大学」の運営などに加え、行政と連携した「まちづくり事業」を展開しています。その象徴的な取り組みが「タグボート大正」です。「タグボート大正」は、大正区尻無川の河川敷地にフードホールや宿泊施設などを整備し、地域住民や観光客の方々が集まる「水辺の賑わい空間」の創出を目指した一大プロジェクトです。2016年の「にぎわい創造拠点整備・管理運営事業」の公募型プロポーザルで当社が選定され、同施設の計画段階から参画しました。
そのインフラ構築において、当初からDaigasエナジーさんに相談させていただきました。はじめは都市ガスも検討しましたが、立地的に都市ガスの引き込みが難しかったこともありLPガスを採用することにしました。
導入時の検討内容
施設に合わせてバルク供給とボンベ供給を採用
船上レストランへのLPガス利用も実現
導入時の検討内容について教えてください。
LPガスの導入にあたっては、供給方式や供給設備の設置場所について、Daigasエナジーさんと一緒に検討していきました。施設ごとの立地や想定使用量を踏まえて、複数の飲食店が出店するA棟・B棟については「バルク供給」、宿泊施設「TUGBOAT Suite」があるC棟については「ボンベ供給」を採用しました。
A棟・B棟の飲食店エリアの中には川面に浮かぶ珍しい船上イタリアンレストランがあり、そこへは専用のボンベを設置しました。船上の施設へのLPガス供給はあまり例のないケースであったため、法令への対応や届出等の調整に苦労しました。設計事務所さんとDaigasエナジーさんにもサポートいただきながら、近畿運輸局や消防署など関係各所に確認を行い、無事にオープンまで漕ぎつくことができました。
導入後の成果
LPガスの残量確認や発注の手間なく安定供給が可能に
テナント毎の検針作業の負担も削減
導入後に感じられている成果やメリットを教えてください。
施設のオープン以来、特に問題なくLPガスを使用できています。バルクには液面計がついており、LPガスの量がそれ以下になると充填しに来てくれます。ボンベの方も通信機能がついているため、少なくなってきたらボンベを入れ替えに来てくれる仕組みになっています。そのため、自分たちで残量確認や発注をする必要がなく、管理の負担を軽減できています。
さらに、各テナントでのガス使用量についても、それぞれメーターがついているため各使用量が明細書に表示されています。電気や水道については自分たちで各テナント分を毎月検針しているのですが、LPガスはその必要がないため手間が省けて助かっています。
導入の決め手
ガス会社としての信頼と安心感が決め手
Daigasエナジーにご依頼いただいた理由や評価いただいているポイントを教えてください。
当社は他にも飲食店を経営しており、そこで都市ガスも利用しているので、Daigasエナジーさんとは以前からお付き合いがありましたが、やはりガス会社としての信頼と安心感があるという点が大きいです。また、前述のとおり、インフラ整備の際には、現場での工事対応や関係各所との調整など主体的に動いてサポートしてもらえたのがよかったと感じています。
今後の展望
タグボート大正のさらなる発展を支えるインフラ基盤として、安心・安全なガス供給をお願いしたい
今後の展望や、Daigasエナジーに期待することを教えてください。
タグボート大正の事業期間は最長20年間と決まっているのですが、現時点で6年経過し、あと残り14年になります。定期的に飲食店を刷新したり、週末の音楽イベントも継続したりしながら、今以上に集客を伸ばしていきたいと考えています。その運営基盤として、今後も安心・安全なガス供給をお願いできればと思います。
また、当社が経営している他の飲食店については低圧電気のご提案もいただいています。ガスのみならず電気も含めたエネルギー供給をサポートいただけると幸いです。
担当者からひと言

辻 裕弥
液化ガスエネルギー部

依藤 駿之介
液化ガスエネルギー部
今回のタグボート大正さまでは、計画段階から弊社にお声かけいただき、LPガス供給のインフラ整備をお手伝いさせていただきました。オープン以来大きなトラブルもなく安全にお使い頂けていることを有難く感じています。
今後も引き続き安心・安全なガス供給に努めるとともに、テナントさまの入れ替え時に発生するガス工事などのご依頼にもスピーディに対応していきたいと考えています。また、RETOWNさまが新たな「まちづくり事業」を展開されることがありましたら、エネルギー供給をはじめとしたサポートをさせて頂ければ幸いです。
お客さまのご紹介
タグボート大正さま(運営:株式会社RETOWNさま)
タグボート大正は、リバーサイドの景色を満喫しながら多彩なグルメが味わえる複数の飲食店と、サウナやカラオケまで完備されている一棟貸しヴィラ「TUGBOAT Suite」などが集まる複合施設。「タグボート(大型船を力強く誘導する船)」という名前の通り、大正区を牽引する存在として「水辺の賑わい空間」を創出することで地域の活性化に貢献している。難波・心斎橋や梅田といった大阪の中心エリアから車で10〜20分圏内というアクセスの良さも魅力で、地域住民のみならず、近接する京セラドームへの来訪者や海外からの観光客など、多くの人が集う人気スポットとなっている。
運営を行う株式会社RETOWNは2004年に創業。飲食店経営をスタートに、「食」をキーワードに事業を拡大し、現在では外食事業に加えて、飲食店FC本部や人材紹介事業、まちづくり事業、保育事業など幅広い事業を展開している。「つくるが交わる」をコンセプトに掲げたタグボート大正では、地元の工務店やものづくり事業者など60社以上に分離発注を行い、地域との共創も実現した。さらに2023年5月には、生野区における多文化共生の新拠点「いくのコーライブズパーク(略称:いくのパーク)」をグランドオープン。「食」や「まちづくり」を通じて、地域課題の解決に挑み続けている。
- 所在地
- 大阪府大阪市大正区三軒家西1丁目1-14
- お客さまホームページ
- https://tugboat-taisho.jp/

※掲載の情報は取材当時(2026年4月)のものです。
