導入機器
大阪泉南地域で地域のニーズに合った医療・介護に取り組んでおられる佐野記念病院さま。整形外科・脳神経外科を中心に、高度急性期医療にも対応しておられます。2009年、病院の新築に伴い、空調時に発電するガスヒーポン ハイパワーエクセル、ガスの涼しい厨房「涼厨」、マイクロコージェネレーションシステムジェネライトを導入していただきました。「涼厨」のメリットを中心に、管理栄養士の渋田多恵子さまにうかがってみました。
患者さま本位の医療を心がけ、入院患者さまの食事にも力を入れておられる佐野記念病院さま。併設する介護老人保健施設の栄公苑、職員の食事も含め、提供されている食事は昼食で約350食。普通食のほか、食べ物が飲み込みにくくなっている方のためのソフト食、塩分制限やカロリー制限などの特別食、アレルギー対応など、一人ひとりの状態に合わせてきめ細かく対応しておられます。病院の新築に伴ってできた新しい厨房には、「涼厨」のガス回転かまど、ガスフライヤー、ガス炊飯器を採用していただきました、「以前に比べると厨房内の温度が高くならず、調理するときの暑さが違います。衛生面での安心も違いますね」(渋田さま)と、大変満足していただいています。
汁ものや煮込み料理に欠かせない「涼厨」回転かまどは、調理スタッフに特に好評です。「前に立っても暑くなく、やけどの心配がないので、とても助かっています」またガステーブルレンジにも、こだわりがあったといいます。「冬のメニューにカツオやヨコワをタタキにして出すことがあり、そのためにどうしてもガス火が欲しかったのです。スタッフからも、出し巻き卵など火加減の大切な調理にはガスがいいと、要望がありました」さらに、空調時のエンジン余力で発電するハイパワーエクセルをはじめとするガスヒーポン、マイクロコージェネレーションシステムのジェネライトも導入され、ランニングコストを大きく削減することができました。
高効率の「涼厨」ガスフライヤー
大量調理に大活躍の「涼厨」ガス回転かまど。2台をフルに活用している
機器表面の温度が低い「涼厨」ガス立体炊飯器
ガステーブルレンジの炎が調理に欠かせない
大量の食器もコンベア式ガス食器洗浄機でスピーディーに洗浄
空調時に発電するガスヒーポン
ハイパワーエクセル28台(各20馬力)
ガスで発電し、その排熱を給湯に利用するジェネライト本体と貯湯タンク(10kW)
佐野記念病院・栄公苑
大阪・泉佐野市で整形外科・脳外科を中心に地域医療に貢献する総合病院。最新の血管撮影装置やマルチスライスCT、MRなど先進医療設備を整え、高度急性期医療にも対応。社会医療法人栄公会が運営する介護老人保健施設・栄公苑も併設し、医療・介護にトータルに取り組んでいる。
診療科目/整形外科、脳神経外科、内科、形成外科、外科、麻酔科、リハビリテーション科
規模/95床