バイオマスの有効活用ならD-Bio 脱炭素・低炭素と廃棄物の処分量削減を実現バイオマスの有効活用ならD-Bio 脱炭素・低炭素と廃棄物の処分量削減を実現

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こんな課題はございませんか?


食品廃棄物の処分量を削減したい
食品廃棄物をエネルギーとして有効利用し、
省エネ・省CO2を図りたい
SDGs目標を踏まえて、
フードロスの削減に取り組みたい

D-Bioとは?

廃棄物の有効利用による処分量の削減と
CO2排出量の削減を実現するサービスです。

D-Bio サービスの流れ

お客さまが外部へ処理を委託している食品廃棄物などのバイオマスを、お客さまの施設内でエネルギーとして有効利用します。また、初期費用ゼロでご利用いただけるエネルギーサービス(※)もご用意しています。

※ご契約に際しては弊社所定の審査が必要となります。

2つのサービスメニュー

オンサイト型バイオガス化システム D-Bio メタン

食品廃棄物量の目安

0.8〜3t/日

バイオマスボイラシステム D-Bio Steam

食品廃棄物量の目安

10t/日〜

オンサイト型バイオガス化システム D-Bio メタン

オンサイトで食品残渣からバイオガスを発生させ、蒸気回収や
コージェネレーションのための燃料として活用することで、CO2を削減します

D-Bioメタンの対象となる食品残渣のイメージ

食品廃棄物量の目安

0.8〜3t/日

適応範囲

D-Bioメタンは食品残差排出量が日に3t以下の小規模の食品工場に適しています

特長

メタン発酵を行うタンクのコストダウンとコンパクト化の特徴を表すグラフ

Daigasエナジーの強み

発生する食品残渣のバイオガス化試験を実施し、バイオガス化の可否を判定します

CO2削減効果

食品工場でのD-BioメタンのCO2削減効果を表したグラフ

導入事例
イオンモール株式会社
イオンモール豊川さま

イオンモール豊川さまのバイオガス化槽の写真

オンサイト型バイオガス化システム
「D-Bioメタン」で食品廃棄物を半減し、
サーキュラーモールの実現を推進

イオンモール株式会社さまは、ライフデザインディベロッパーの経営理念のもと、企業市民として、持続的な社会の実現に向けて、地域・社会に貢献・活性化する取り組みを「ハートフル・サステナブル」とされています。

その具体的な取り組みの一つとして「まちの資源循環」に取り組まれています。廃棄物削減に取り組むとともに再利用の仕組みを構築し、ごみがごみではなく、資源として活用できるように、資源循環する社会をめざしておられます。2023年4月にオープンしたイオンモール豊川は、そうした目標を実現するためのモデルケースとして脱炭素の取り組みや自治体との連携を強化した商業施設です。延べ床面積10万m2以上の商業施設として初めてZEB Ready※認証を受けており、また、国が創設した第1回「脱炭素都市づくり大賞」の最優秀賞「環境大臣賞」を受賞されました。その施設において、脱炭素・廃棄物削減の一環として導入されたのが、食品廃棄物を処理してバイオガスを製造するオンサイト型バイオガス化システム「D-Bioメタン」です。

※ZEB Ready:ZEBを見据えた先進建築物として、外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備えた建築物

導入の背景
サーキュラーモールのモデルとして、新しい社会的価値の共創を目指す

会社の大きな方針として、環境性の高いショッピングモールづくりがあげられます。例えば、イオンモール全店舗で、使用電力を2025年までに再生可能エネルギー電力100%にすることを目標のひとつとして掲げています。再エネ活用の他にも、ご家庭の余剰電力の買取りや、脱炭素型住宅への移行のお手伝いなど、お客さまと一緒に未来につながる「より良いくらし」に向けて挑戦を続けています。
これらの取り組みを実現するモデル店舗として位置付けたのが「イオンモール豊川」です。目指したのは、モールの集積・規模を活かし、地域社会、お客さま、パートナーの皆さまとの共創によって循環型社会を実現する「サーキュラーモール」です。
サーキュラーモールを実現する上で、飲食や食物販のテナントから出る食品廃棄物の処理は大きな課題の一つでした。従来では食品廃棄物は肥料として再利用していましたが、フードロスは社会的課題であり、他の打ち手がないかと考えていました。D-Bioメタンは、食品廃棄物を削減するとともに、カーボンニュートラルなエネルギーを生み出すシステムとして期待していました。

導入時の取り組み
オープン前からテナントさまとともに、環境意識の向上に取り組む

D-Bioメタンをうまく稼働させるためには、飲食・食物販関連のテナントさま、食品廃棄物の管理業者さまのご協力が不可欠でした。テナントさまには各店舗から出る廃棄物の分別作業を、最終的にD-Bioメタンシステムへ食品廃棄物を投入していただく廃棄物管理業者さまには分別後の廃棄物に投入してはいけないものが含まれていないかの確認作業をお願いしました。自分達が分別した廃棄物からエネルギーが作れることに驚かれると同時に、戸惑いやご苦労もあったと思いますが、ご協力いただき感謝しています。
D-Bioメタンがスムーズに稼働したのは、関係者のみなさんに「イオンモールで働くことで環境に貢献できている」という意識を持っていただけたことが大きかったと感じています。

導入の成果
フードロス対策の新たな打ち手として、D-Bioメタンで食品廃棄物を半減

D-Bioメタンにより、食品廃棄物を半減することができました。運営側としてはとても嬉しいですし、社会的にも意義のあることだと感じています。さらに、D-Bioメタンで製造したバイオガスを燃料としてバイオガスコージェネレーションを運転し、カーボンニュートラルな電気と温水をつくってモール内で利用することにより、省エネ・CO2削減も図ることができました。
また前述の通り、D-Bioメタンを稼働していく中で、各テナントさまや廃棄物管理会社さまと環境への取り組みに対する共通の意識を持てたことも大きな成果だと思います。

イオンモール豊川さまのD-Bioメタン導入イメージ図
「D-Bioメタン」イメージ

バイオガス化槽の写真
バイオガス化槽

バイオガスコージェネレーションの写真
バイオガスコージェネレーション
(バイオガスエンジン)

ガスホルダーの写真
ガスホルダー

バイオマスボイラシステム D-Bio Steam

オンサイトで茶かすなどをバイオマス燃料として燃焼させ、
蒸気を回収することでCO2を削減します

D-Bio Steamのイメージ

食品廃棄物量の目安

10t /日〜

特長

D-Bio Steamの特長は、伝熱効率の高い流動砂と一緒にバイオマス燃料を燃焼させることで、助燃無しに安定した燃焼が可能な点です

Daigasエナジーの強み

溶融・ガス化してバイオマス燃料として使えるか、安定した燃焼炉内温度を保持できるか、等を試験することを説明する図

CO2削減効果

食品工場でのD-Bio SteamのCO2削減効果を表したグラフ

導入事例
和歌山ノーキョー食品工業株式会社
海南工場さま

和歌山ノーキョー食品工業株式会社 海南工場さまの写真

茶かすを主たる燃料としてオンサイトで自燃させて蒸気利用するバイオマスボイラシステム「D-Bio Steam」を導入。茶かすの廃棄物量を大幅に削減、さらにカーボンニュートラルな蒸気を生産工程で利用することにより約600トンのCO2削減を見込んでいます。

導入の背景
SDGsの観点から、
茶かすの廃棄物量の削減に注力

和歌山ノーキョー食品工業株式会社さまは、農産加工・飲料製造など様々な事業活動を通じ、SDGsの取り組みに注力されています。その一環として、製造に伴い排出される茶かすの廃棄物量を削減する必要があるとお考えでした。
海南工場さまが排出される茶かすは水分率が約60〜70%と高く、中でも麦茶かすは澱粉質で粘着性があり、大部分は廃棄物として処理していました。過去には肥料等の再利用も検討しましたが、肥料の場合は肥料化に必要な乾燥工程においてガスを大量に消費するため、増エネルギーにつながる恐れがありました。
お客さまとともに様々な案を考える中で思い当たったのが、工場内にあった蒸気の製造設備の存在でした。今までその蒸気設備の熱源は都市ガスでしたが、茶かすを燃やして熱源にできてしまえば、都市ガスの省エネができる上に茶かすの廃棄物量も減り、さらにCO2削減にもつながるのでは、という結論に至りました。そこで茶かすを熱源に蒸気エネルギー化する「D-Bio Steam」の開発を開始しました。

導入時の取り組み
茶かすの安定燃焼と
搬送の技術的課題を解決
フルメンテナンスを含めた
エネルギーサービスを提案

茶かすを燃料として使用する上で、2つの技術的課題がありました。
1つ目は、燃焼の安定性に関する課題です。今回のシステムは茶かすを流動床炉(※)で自燃させ、排ガスボイラで蒸気を発生させるシステムです。このシステムには大量の茶かすを安定して燃焼させることが必須でしたが、茶かすの水分量にばらつきがあり、なかなか安定燃焼しませんでした。海南工場さまと何度も試験を重ねた結果、排ガスと燃焼空気を熱交換させて燃焼空気をある一定の温度まで昇温することで、茶かすの自燃が可能になることが判明しました。また、有害な流動砂クリンカの発生リスクやNOx規制も問題なくクリアできることも確認しました。

※流動床炉:下部から噴き出す空気の力で流動する高温の砂の中で燃焼させることで、水分の多い物質でも安定燃焼させることができる燃焼炉

2つ目は、茶かすの搬送に関する課題です。茶かすを燃やすには、まず茶かすの受入ホッパからコンベアを通して、流動床炉に送り込む必要があります。しかし麦茶かすは澱粉質が多いため、搬送用のコンベアに付着して連続的な運転ができなくなる恐れがありました。そこでコンベアメーカーさまに茶かすを持ち込んでテストを実施し、搬送方法を検討しました。その結果、付着の少なかった2種類の方式を組み合わせた搬送方法を採用しました。

茶かすの写真

設備容量や細かな仕様についてお客さまや各メーカーと議論を重ね、本システムを導入頂きました。
事業継続性の確保のため、設備費用やフルメンテナンスも含めたエネルギーサービスをご提案しました。

バイオマスボイラシステムの外観写真
バイオマスボイラシステムの外観

バイオマスボイラシステムの概要を表した図
バイオマスボイラシステムの概要

導入の成果
茶かす廃棄物量の約90%とCO2排出量
約600トンを削減できる見込み

海南工場さまでは、茶かすを燃料として利用することで廃棄物量が年間で約90%減少する見込みで、さらにカーボンニュートラルな蒸気を生産工程で利用することにより、年間で約600トンのCO2削減効果を見込んでいます。
また、システム導入に際しては、フルメンテナンスを含んだエネルギーサービスをご契約いただきました。設備関連費用はもちろんのこと、定期点検、突発対応、部品交換などのメンテナンス費用も平準化するスキームとなっており、2023年5月からサービスを開始しています。

適性チェック・ご提案フロー

D-Bio導入適性チェック

以下の項目にご関心があり図の適応範囲に該当する
お客さまは、D-Bioのご提案が可能です。

  • バイオマスの有効活用
  • 廃棄物処分量の削減
  • エネルギー使用量の削減
  • CO2排出量削減
  • 初期投資ゼロ

対象物と食品廃棄物排出量によるD-Bio導入適性チェック図

D-Bioご提案における評価フロー

  • バイオマスの性状毎に適切な処理方法を選定します。
  • お客さま施設のエネルギー利用状況を基に、
    バイオマスから得られるエネルギーの利用可否を判断します。
  • 技術面と経済性の観点で、設備の導入可否を評価します。

D-Bioご提案における評価フロー図

バイオマスに関する
Daigasグループの取り組み
〜大阪・関西万博での実証実験〜

大阪・関西万博におけるDaigasグループの実証エリアを示した図

Daigasグループは、大阪・関西万博において、生ごみ由来のバイオガスとグリーン水素からe-methane(e-メタン)を製造し、都市ガス消費機器で利用する実証事業を実施します。

詳しくはこちら

セミナーアーカイブを視聴できます

カーボンニュートラルセミナー Daigasグループのバイオマス利用技術とその活用法のアーカイブ動画

地球温暖化対策への社会的要請の一層の高まりを受け、2050年カーボンニュートラル実現へ向けてDaigasグループも再生可能エネルギー導入を軸とした電源の脱炭素化などさまざまな取り組みを行っています。
本講演では、バイオマス有効利用、中でもバイオガスの有効利用のための取り組みを中心にご紹介します。

セミナーアーカイブを視聴

Daigasエナジーは
お客さまのパートナーとして
低炭素・脱炭素、省エネ課題を共に解決します!

Daigasエナジーは、業務用・産業用のお客さまの多様なニーズに
より迅速に高いレベルでお応えすることを目的に、2020年4月に事業を開始しました。
これまで大阪ガスが培ってきた「お客さまとのつながり」と、
大阪ガス・OGCTSとして、50年にわたって取り組んできた
天然ガスを中心としたエネルギーソリューションで蓄積した「総合提案力・エンジニアリング力」を活かし、
ワンストップで質の高いソリューションを提供してまいります。

安心・安全なエネルギーと、
脱炭素化など幅広いニーズに
お応えする
ソリューション「D-Lineup」をご提供

Diagasエナジーがご提案する脱炭素ソリューションD-Lineup

Diagasエナジーがご提案する脱炭素ソリューションD-Lineup

脱炭素社会の実現にむけて、新たな取り組みも推進中!

「D-Lineup×アスエネ」
企業のCO2見える化・
削減をワンストップ支援

「D-Lineup×アスエネ」では、
企業のCO2排出量見える化・
削減のためのコンサルティング、
そしてCO2削減ソリューション等の
具体的な取り組みへのご提案まで、
ワンストップでの支援が可能となります。

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