汚泥発生量60%削減
余剰汚泥・産廃処分費78%削減
消費電力52%削減
D-Aquaは、業務用・産業用分野におけるエネルギー&エンジニアリングの
プロフェッショナル「Daigasエナジー株式会社」が提供する水処理サービスです。
食品・化学工場をはじめ
多くの企業さまに
導入いただいています!
D-Aquaは、Daigasグループがこれまでに培ってきた水処理技術を活用した
「エネルギー会社ならではの水処理サービス」です。
お客さまの排水性状をはじめ状況を正確に調査し、最適な設備をご提案いたします。
Daigasエナジーでは、特定メーカーに偏ることなく、水処理設備メーカー各社の優れた製品を取り扱っています。Daigasグループ独自の省エネ技術やバイオガス技術などの幅広いエンジニアリング力を活かし、お客さまの課題に最適なソリューションをご提案いたします。
省スペースで有機性排水を処理したいなら
接触酸化法
(高負荷変動対応)
接触酸化法
(高油分対応)
膜分離活性汚泥法
(河川放流対応)
高濃度の有機性排水なら
嫌気処理
(UASB)
嫌気処理
(省スペース型UASB)
生物処理が困難なら
凝集沈殿、活性炭処理
設備単体ではなく、施設の入口から出口までユーティリティ設備全体を考慮した総合提案力が強みです。エネルギー会社のノウハウをフル活用し、最適な水処理サービスをご提案いたします。
水処理設備を含むユーティリティ設備を「初期投資ゼロ」で導入することができます!設備投資が不要なため資金調達の心配がなく、より良い設備を導入いただけます。
排水にまつわる課題発掘から、導入からメンテナンス・運用改善に至るまで、すべてをDaigasエナジーが担います。
D-Aquaでは、お客さまの状況や課題に合わせた最適なソリューションをご提案いたします。
嫌気処理とは、酸素を必要としない嫌気性微生物を用いて排水処理を行うとともに、有機物を分解する時に発生させるバイオガスを回収する方式です。
大規模な食品工場などから高濃度で大量に発生する排水や下水汚泥を、安定して処理することに優れています。
UASBは、ばっ気用電力の不要、下水放流できるレベルまで処理可能なことによる余剰汚泥の減容、回収したバイオガスで生産設備に使う都市ガスを代替するなど、「省エネ」「廃棄物削減」「環境負荷低減」といった多くの効果が得られます。
メタン発酵槽に改良を加え、内部に高度な循環機能を付加することで、安定して高濃度排水を処理できます。従来、UASBは広い設置スペースが必要でしたが、この設備はタワー型のため狭いスペースでも設置が可能です。
好気処理とは、酸素を必要とする好気性微生物により、有機物をCO2と水に分解する処理方法です。なかでも、浮遊する微生物に空気を吹き込みながら有機物の分解を効率的に行う活性汚泥法は最も一般的に使用されています。
膜分離活性汚泥法は「膜」で固液分離を行うため、通常必要とされる沈殿槽が不要で、設備がコンパクトです。省スペースで透明度が高く安全な処理水が得られ、維持管理も容易になるといった特長があります。
接触酸化法とは、ばっ気槽内に微生物の住処となる担体を充填し、その表面に付着した微生物の働きにより排水を処理する方法です。
特殊な散気管を用いて水槽内の微生物の保有数を適度に維持し、高負荷運転が可能になります。そのため、コンパクトな処理槽で大きな処理能力を実現します。また、余剰汚泥の発生量を大幅に削減し、汚泥処理の労力や産廃処分費も削減できます。
油脂分解用に開発された特殊な微生物と担体により、従来では分解できなかった高濃度の油分も処理することができます。また、既存水槽を段階的に改造することもできるため、生産を止めずに導入できるという特長もあります。
さらに、この特殊な微生物と担体のおかげで、加圧浮上装置が不要となり、コスト削減、運転管理者不要といったメリットが見込めます。
Daigasエナジーがご提案したサービスの導入効果をご紹介します。
担体を活用して、汚泥処分費を大幅削減!
ランニングコストが「1/3」に!
以前は排水処理コストの半分近くを)「汚泥処分費」(余剰汚泥の産廃処分費等)が占めていましたが、設備の入れ替えにより、下水放流できるレベルの排水処理を実現。その結果、汚泥処分にかかっていた費用・薬剤費が必要なくなり、ランニングコストを「電気代だけ」に抑えることができました。
食品工場A社さまの好気処理事例
発生させたバイオガスを有効活用!
都市ガスをバイオガスで代替し、CO2排出量を削減!
以前は、排水処理に「都市ガス」と「電力」の両方を利用していました。嫌気処理設備の導入により、排水処理と同時にバイオガスの生成が可能になり、そのバイオガスをエネルギーとして有効活用することで、都市ガスの「CO2排出量ゼロ」が実現しました。
化学工場B社さまの嫌気処理事例
バイオガスの有効活用とは?
嫌気処理では、微生物が有機物を分解する過程の中でバイオガスが発生します。バイオガス中には、メタンが約6割、CO2が約4割含まれており、ボイラや発電機の燃料として利用可能な可燃性ガスです。そのため、石油や都市ガスなどを代替することができ、工場からのCO2排出量の削減につながります。
工場全体のCO2排出量削減イメージ
さまざまな業種の企業さまが導入!
多様なニーズに対応しています。
「D-Aqua 排水処理」導入業種割合
主な導入企業さま
他、さまざまな業種の企業さまに
導入いただいています。
食品工場
最適な排水処理で、安心・安全な食の確立へ
有機物や油分を含みやすい食品工場の排水は処理が難しく、環境・近隣に配慮が必要。安心・安全な食のため、排水性状に応じた最適な設備をご提案いたします!
化学工場
工場特有の処理が難しい排水にも対応
多彩なバリエーションの水処理サービスをご用意しているため、化学工場特有の難分解排水処理にも対応。省エネ・省スペースで、下水放流可能なほどのクリアな水質を実現します。難しい排水処理も、ぜひご相談ください。
株式会社マルヤナギ小倉屋 大門工場さま
導入設備
嫌気処理(省スペース型UASB)
バイオガスコージェネレーションシステム
:25kW×3基
導入効果
汚泥発生量60%削減
余剰汚泥・産廃処分費78%削減
消費電力52%削減
工場の排水は従来、好気処理を行っていましたが、生産量の増加に伴い既設の排水処理施設では処理が追い付かなくなっていました。他にも、ばっ気ブロワの電気代が高くなる、汚泥処分費が負担になるなど、課題が山積みでした。しかし、新たな設備を導入するには多大な費用が必要で、加えてスぺ―ス上、現行の排水処理施設を活用しながらの増設は難しい状態でした。
水処理サービス「D-Aqua」による課題解決策を検討する中で、狭いスペースでも設置可能な省スペース型UASBを活用した嫌気処理システムをエネルギーサービスにてご提案いただきました。「初期費用が一切かからず導入できること」、また「最善のソリューションで長期的な数字も見通せること」に魅力を感じ、採用を決めました。Daigasエナジーとエネルギーサービス契約を締結することで、初期投資ゼロで設備が導入でき、課題解決へとつながりました。
新たなシステムの導入により汚泥発生量が減ったため、余剰汚泥の産廃処分費が78%削減。ばっ気ブロワなどにかかっていた消費電力が減ったことで、排水処理にかかる電力コストが半減。さらに、回収したバイオガスを電力や温水に変換し有効利用することで、工場全体の省エネ・コスト削減にも寄与。脱炭素への貢献も実現することができました。
株式会社第一食品 本社工場さま
導入設備
排水処理設備
(好気処理 接触酸化法):処理量 350m³/日
工水処理設備: 処理量 17m³/h
ガスコージェネレーションシステム(停電対応型)
:35kW×2基
ガス空調設備:85kW×4基
蒸気ボイラ:1,500kg/h×3基
導入効果
処理水の安定した水質確保
密閉型排水処理槽で臭気対策
ガスコージェネレーションシステムやガス空調設備による災害時の事業継続や節電効果
工場設立の際は、何よりもまず近隣への配慮が欠かせません。近隣の方々からも愛される企業となれるよう、排水の適性な処理、臭気対策の徹底が大きな課題でした。また、生産量に応じて水量が変わっても、排水の水質を安定的に維持できるかどうか、そこを考慮して設備を選択するのが難しくもありました。さらに、災害時にも社員を守れるよう、どのような状況下でもお取引先へ安心・安全な食事を提供し続けられるよう、BCP対策の必要性も感じていました。
新工場向け排水処理設備の導入にあたり、水処理サービス「D-Aqua」を検討しました。まず、既存工場で水量と水質の経時変化を測定していただき、負荷変動を把握。得られたデータと新工場の生産量に基づいて最適な設計条件を設定いただき、「負荷変動への対応」と「密閉型で臭気の拡散防止」とが両立できる排水処理槽をご提案いただきました。同じタイプの排水処理設備を導入した工場にご案内いただけたので、臭気対策をしたうえで安定した処理水の水質を確保できることを具体的にイメージできたことが採用の決め手となりました。
また、排水処理設備に加え、工業用水処理設備や停電対応型のガスコージェネレーションシステムなども合わせたユーティリティ設備一式を、エネルギーサービスを活用し導入。初期投資の負担を軽減したうえで、上水道コストの削減、災害時の事業継続、節電効果の獲得などを実現することができました。
牛乳石鹸共進社株式会社 安田工場さま
導入設備
嫌気処理(UASB)
バイオガス(蒸気)ボイラ
導入効果
工場でのエネルギー利用量10.6%削減
CO2排出量11%削減
石鹸の製造工程で必ず発生するのが、グリセリンや塩などを含む「甘水」という廃液です。甘水の処理はグリセリンと塩を回収し、再利用してきましたが、そのためには多大なエネルギー消費と産業廃棄物が発生します。生産量を増やせば、当然その処理にかかるエネルギーやコストも増えることに。どうすればコストやエネルギーを抑えながら、生産量を増やすことができるのかが課題でした。
Daigasエナジーは、嫌気処理と好気処理を組み合わせた甘水の浄化システムを、エネルギーサービスとあわせて提案。一般的な好気処理(活性汚泥法など)と比較して設置スペース・エネルギー量・汚泥発生量を低減できる設備を、初期投資ゼロで導入できることから、牛乳石鹸共進社さまは採用。甘水を下水放流できる水質に浄化するとともに、バイオガスを生成し、ボイラの燃料として有効活用することで、大幅な省エネルギー、省CO2、産業廃棄物の削減が実現できました。
以下に当てはまる項目が多いほどD-Aquaに適しています。
導入を検討いただく際の目安としてご使用ください。
お問い合わせからご契約まで約1年〜1年半で対応可能です。施工期間は内容によって変動いたします。
現在、世界的な部品不足の影響に伴い調達に時間がかかる場合もございますので、お早めにご相談ください。
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井水・工水の含有物質や用途に応じた処理が可能。ろ過処理し、製造用水として使用することで、上水コストを削減。また、専用水道や純水製造の高度なろ過処理にも対応します。
除鉄除マンガン装置
活性炭ろ過装置
膜ろ過装置
お客さまの排水性状をはじめ状況を正確に調査し、最適なご提案を実施。処理能力増強・コストダウンを実現します。
接触酸化法
(高負荷変動対応)
接触酸化法
(高油分対応)
嫌気処理
(省スぺース型UASB)
嫌気処理
(UASB)
汚泥の性質に合わせた脱水処理をご提案いたします。さらに脱水汚泥を乾燥処理し、産廃処分費を削減したい場合には、乾燥機もございます。工場の排熱温水や余剰蒸気を有効活用した汚泥乾燥の検討も可能です。
脱水機
乾燥機
廃液から水分を分離して減らすことで、廃液の産廃処分費を大幅に削減。廃液の性状や、処理量に合わせた最適な濃縮処理方法をご提案いたします。
処理能力 50〜150L/h
(蒸気、温水加熱式)
処理能力 10〜150L/h
(電気ヒートポンプ式)
処理能力 25〜1000L/h
(蒸気加熱式)
設備管理の手間なく、節水・CO2排出量削減を実現。また、薬品注入量を適正化し、薬品コストを削減します。その他にも衛生管理サポートや冷却塔のメンテナンスなどをご用意しております。
冷却塔向け・温浴向け薬品など
水質分析(レジオネラ属菌含む)
衛生管理のサポート
冷却塔のメンテナンス
お客さまとの
つながり
エンジニア
リング力
お客さまの
パートナー
Daigasエナジーは、業務用・産業用のお客さまの多様なニーズに
より迅速に高いレベルでお応えすることを目的に、2020年4月に事業を開始しました。
これまで大阪ガスが培ってきた「お客さまとのつながり」と、
大阪ガス・OGCTSとして、50年にわたって取り組んできた
天然ガスを中心としたエネルギーソリューションで蓄積した「総合提案力・エンジニアリング力」を活かし、
ワンストップで質の高いソリューションを提供してまいります。
安心・安全なエネルギーと、
脱炭素化など幅広いニーズに
お応えする
ソリューション「D-Lineup」をご提供
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